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2008-08-05(Tue)

第44回小倉記念・G3(3日、小倉競馬場

第44回小倉記念・G3(3日、小倉競馬場、芝2000メートル、良) サマー2000シリーズ第3戦は、G1馬ドリームジャーニー(池添)がムチも使わずにライバル14頭をねじ伏せ、昨年9月の神戸新聞杯以来の勝利。2歳王者が見事な復活を遂げた。2着には、夏の上がり馬で1番人気に推されたダイシングロウが入った。



 次元が違った。3コーナー過ぎ。ドリームジャーニーは、先に動いたダイシングロウに合わせるように進出を開始する。直線は内で逃げ込みを図る最大のライバルに抵抗する間も与えない。

 ステッキも入れずに、軽快なフォームで後続との差はあっという間に広がった。2着に3馬身差。ほとんど追うことなく刻んだタイムは、コースレコードに0秒1差に迫る1分57秒9。あまりにも鮮やかで、衝撃的な復活劇だった。

 「軽く飛んだね」笑顔で振り返る池江寿調教師の元に愛馬が引き揚げてく来る。「バッチリです。完ぺきに乗れました」馬上の池添もまた、満面の笑みだった。

 当初、騎乗予定の武豊が先週、騎乗停止に。それを函館で知った池江寿調教師は、安田記念で手綱を任せた池添に“小倉行き”を打診。前走で体感した確かな乗り味と、サマージョッキーズシリーズ制覇に向けてのチャンス。池添は、北海道を1日だけ離れることを決断した。





小倉重賞を“初制覇”した池添(右)はプレゼンターの博多華丸・大吉(左から)とともに「アタックチャ〜ンス」 一昨年には落馬で骨折するなど、嫌な思い出も少なくない地での重賞初制覇に「リズムを崩さないように乗りました。また乗せていただくことができて良かったですし、安田記念で乗っていたのが大きかった」と笑顔で振り返った。

 すべてが好転した。レース2日前の小倉入りは、環境の変化というリスクを背負った。だが、馬体重はプラス8キロ。結果的に馬体維持という大きなメリットが生まれた。

 今後も、サマーシリーズ続戦が視野に入る。「とにかくきっかけが欲しかったですから。ホッとしています」とトレーナー。真夏の小倉で取り戻したG1ウイナーの輝き。もう苦しむことはない。夢の旅路へのフライトが再び、始まった。

 [記録メモ]
◆トップハンデV 05年メイショウカイドウ以来、3年ぶり。メンバー最軽量馬体重でトップハンデによる優勝は、03年のロサードがいる。
◆G1馬の優勝 84年のグレード制導入後、4頭目の参戦で初勝利。これまでの最高は88年コスモドリームの2着。
◆小倉で初重賞制覇 池添は重賞27勝目で、小倉での勝利は初。ちなみに、98年に勝った北九州記念(トウショウオリオン)は阪神開催だった。

 ◆ドリームジャーニー 父ステイゴールド、母オリエンタルアート(父メジロマックイーン)。牡4歳の鹿毛。戦績13戦5勝。主な勝ち鞍・06年朝日杯FS、07年神戸新聞杯。総収得賞金2億3159万9000円。生産者・北海道白老町の(有)社台コーポレーション白老ファーム。馬主・(有)サンデーレーシング。栗東・池江泰寿厩舎所属。

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(2008年8月4日06時03分 スポーツ報知)

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